イチバンボシ
こういう時、俺はどうしていいのか分からなくなる。


ノアもタクミもユメに優しく接するけど、それができない俺は何をすればいいんだろう??


考えても答えなんて浮かんでこない。


取り敢えず雰囲気を崩さないために、俺は外に出た。


ギスギスした空気は嫌だし。



外の空気は少しだけ冷たかった。


もう昼近いし、春だから、結構暖かかったけど、
それでもどこかひんやりするような風が吹いていて、
気持ちよかった。


一人で伸びをして、森の奥へ歩き出す。
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