イチバンボシ
そしたら、みんなが忙しく動き回ることはなかっただろう。


もう少しゆったりとした暮らしが出来た。




...何考えてるんだ、あたし。


思考を止めて、自分に渇を入れる。


馬鹿じゃん。


今さらそんなこと考えたって何も変わらない。





「プロジェクトって、なんだろうね?」





笑美が聞いて来る。




「さあ?
情報がなさすぎるよね。だいたいさ、選ばれた者は知っているって、おかしくない?」

「なんで?」
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