イチバンボシ
夕焼けの中で
『光くん...』




声がした。


頭の中で。


...懐かしい声。


俺は部屋で1人、怯えていた。


これから起こる予測のつかない未来に。


君は笑うだろうか。


こんなに怖がりで弱い俺を。


...きっと、そんな事はないね。


だって、いつも君は―




『聞こえてるなら、返事して...』
< 46 / 143 >

この作品をシェア

pagetop