イチバンボシ
“星の絵”か…


そのまんまだと思った。




「あのね。パパが今すごい発明してるんだって。」

「…ふぅん。」

「成功すれば、戦争もなくなるって。
だからね」

「-そっか。」




俺はノアの言葉を遮ってみんなの輪から外れた。


羨ましいと思った。


ノアのことだ。


とても美しい絵を描ける母親と、
発明家の父親。


きっと2人に愛されてるんだろう。


俺なんかと違って…
< 97 / 143 >

この作品をシェア

pagetop