イチバンボシ
あの“星の絵”はきっと、旅立つ娘のために描いた絵だ。


娘が帰って来れるように…
願いを込めたんだろう。


そしてそれを携帯に入れて、持ち歩くノア。


彼女は親に愛されることを当たり前に思ってるんだろう。


羨ましいと思う反面、腹も立つ。


当たり前なんかじゃない…


そう言って、誰かに縋りつきたかった。
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