悪魔に恋した天使
「いただきま~す!」

「いただきます」

今日の夕飯は、すっごい豪華!

ユウキが来たから、ママ張り切っちゃって!

でも、ママの料理はおいしいし。

きっとユウキも気にいるはず!

「どうかしら、ユウキ君?」

「すごくおいしいです(ニコ」

「そう♪それは良かったわ!」

ママ嬉しそうだな~!

いつも嬉しそうだけどね(笑

「ユウキ君。ご飯の後、少しいいかな?」

「はい、わかりました。」

きっと、ユウキの家族のことだよね・・・。

あたしも、ご両親が亡くなったことしか聞いてないし。

はぁ。

・・・って!

なんか、暗!

さっきから、話にユウキのことばっかり。

やっぱり好きなんだ・・・ユウキのこと。

どうしよう・・・。

ママに相談したいけどできない・・・。

恋ってこんなに苦しいんだね。

「ルナ?後で話したいことがあるの、いいかしら?」

「え?・・・うん、わかった。」

何だろ?

まさか!ユウキのこと、バレちゃった?!

どうしよ~。

で、でも!その話じゃないかもしれないし!

だって、ユウキ言ってたもんね!

『俺の正体は、お前しか知らない』って。

それを信じる。

絶対に・・・。

だってあたし、ユウキのこと・・・好きだから。


< 17 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop