矛盾
見慣れた路を今日も歩く。
二人で…。


ミキ・ミカ「「……眠い。」」


明らかに機嫌が悪そうな顔。


「ちゃんと寝たの?」


それなのにもかかわらず話しかけてくる人はそうそういない。

ミキ・ミカ「誰よ?」
「誰よって……ひどいなぁ。」
ミキ「あっ悠斗じゃん。」
ミカ「おはよう。」
ユウト「おはよう。」

悠斗はただ一人、本音を言える男。
いや、親友。
女でもこんなに仲がいい奴はいない。

ただ一人の心を開ける人。

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