true Heart



「なんか久しぶりじゃないか?」


「うーん・・・そうだっけ?
あたしはいつも慎二のこと考えてるから久しぶりって感じしないかなぁ。」


「嬉しいこと言ってくれるなぁ。」


そんな会話をしながら
ホテルみたいなエレベーターで最上階まで行き
部屋に入った。


慎二はあたしの荷物を
ソファーの上に置いて
ケーキはガラスのテーブルに置いて

スーツの上着を脱いでネクタイを外して

冷蔵庫からシャンパンを出して
テーブルで2つのグラスに注いだ。


「さ、ケーキを食べよう。」


そうしてシャンパンの入ったグラスを
軽く合わせ乾杯をして
ケーキに手を伸ばした。





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