無気力少年




「そういや、文化祭の日って俺らも変装すんのか?」



「「当たり前じゃない」」




マジか、
提案したのはいいが
やるの面倒くさいな‥



「池田君は‥何する、の?」


「俺は決めてない」



つか今知ったしね、


「香山君は何すんの?」



「俺は、妹がね‥裁縫上手くて、創ってもらうんだ。
確か‥魔女、とか言ってた」



魔女って‥
それは女装じゃなくて仮装だろ

なんて、
香山君が優しく笑って自慢気に話てたから言わないけどな



「トラは?」


「俺は絶対女装はしない!」



「大丈夫、
衣装は僕らが用意するし」

「メイクも全部するしね
もちろん君も」



あれ、巻き込まれた?



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