無気力少年
「相馬、さん‥来てたんだ」
「うん
2年も通った学校の文化祭だし、久々に会いたい子もいるしね」
いつか聞いた声だと思い、
振り返れば前と同じ王子様スマイルの相馬さんがいた
「それで、誰探してるの?」
「あ、会長。
どっかに居るんだろうけど見当たらなくて」
「なら一緒に探そうか?
透志朗の居そうな場所くらいだいたい予想つくしね」
なんと!
めちゃくちゃ強い味方が現れた
これで手間も省けるってもんだ
「じゃあまずは、裏庭だね」
そう言うやいなや、
歩き出した相馬さんを見失わないようにと俺も後をおった