無気力少年
「会長、本当の事教えて!」
「知らないのは嫌だ!」
涙を流しながら会長を見つめて言ったその言葉は、
それは、双子の心の叫び
「それは‥言えない」
「どうして!?」
「俺達は‥っ会長を知ることも、許されないの?」
辛そうに顔を歪める会長と
必死に涙を堪えながらどこか怯えた表情を浮かべる双子
どうしてコイツらはこんなに臆病なんだろうか
会長は話す勇気がない、
双子は聞きたいと言うクセに聞くのが怖い、
「俺が口出すのは違うと思うけどさ、お前ら3人じゃ話進まないんじゃね?」