無気力少年




◇◆◇◆◇◆◇



生徒会室の隣、応接室の扉を控え目にノックする



「はいっていいか?」



あれから2時間たっているから
さすがに話も終わってるだろう



「どうぞ」





「もうすぐ閉会式なんだけどもう話はすんだか?」



「あぁ、」



「なら良かった。
お前らもあんま泣くなよ、男なんだから」



少し目を腫らした双子の頭を軽く撫でてやる



「ちょっと子供扱いしないで」

「なんか俺達が背低いみたいじゃないか」



「いや、実際俺よりは低いよ」



ムッとする双子は
もういつもの調子に戻ってた




「あ、会長。
閉会式の挨拶、よろしく」



「え?」


「「!」」



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