無気力少年
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生徒会室の隣、応接室の扉を控え目にノックする
「はいっていいか?」
あれから2時間たっているから
さすがに話も終わってるだろう
「どうぞ」
「もうすぐ閉会式なんだけどもう話はすんだか?」
「あぁ、」
「なら良かった。
お前らもあんま泣くなよ、男なんだから」
少し目を腫らした双子の頭を軽く撫でてやる
「ちょっと子供扱いしないで」
「なんか俺達が背低いみたいじゃないか」
「いや、実際俺よりは低いよ」
ムッとする双子は
もういつもの調子に戻ってた
「あ、会長。
閉会式の挨拶、よろしく」
「え?」
「「!」」