無気力少年
「兄貴、今日は早いんだ」
「あ?まあな。
和彦は今日からか」
「そうだよ、出来れば家に居たいけどね」
「今度は真面目に過ごせよ」
「気分しだいかな」
兄貴に苦笑いを送り
荷物を持って玄関へ向かった
本当に面倒くさい
高校は義務じゃないんだから
家にいてもいいだろうに
俺サラリーマンとか絶対に向いてないな
大きくため息を吐き
「行ってきます」とだけ言い家をでる
もう俺ニートでいいや
つか引きこもり?
なんて事を考えながら
新しく通う高校へと足を動かした
あぁ、まったく面倒くさい