無気力少年
しっかし、職員室はどこにあるんだ
まあ気の向くままに歩いていけば、そのうち着くだろう
「つか眠い」
「ねぇ、君は」
「転入生君?」
「は?」
いきなり声をかけられ
後ろを振り返えれば
同じ顔が2つ
「ドッペルゲンガー?」
「「違うわッ!!」」
「まあ見事なハモリで」
1人がわざとらしく咳払いをし
もう1人がため息をつく
「僕らは生徒会役員」
「双子だから瓜二つ」
「「ドッペルゲンガーじゃないからね」」
「あ、うん。なんかごめん」
何となく謝ってしまった