ハルオレ☆ -後篇-
「…いいよ。気にしないで。」
俺は観奈に対して小さく首を振った。
「とりあえず、部屋で横になったほうがいいんじゃない?」
『このまま部屋まで送るよ』と苦笑い。
すると観奈の瞳に突然大粒の涙が溜まりだす。
「う~。はるちゃん、ごめんねぇ。」
ええ Σ(´Д`;)
観奈、なぜ泣く!?
「うわ!観奈!そ、そんな、泣かないでよ。」
観奈が泣き出してしまい、俺は焦りだす。
でも観奈はついには声まで出して泣き出す。
「ほ、ほら。観奈、部屋に行こうよ?」
オロオロしながらもそう促すと、観奈は何回も頷く。
俺はよく事情がわからないまま、観奈とともに彼女の部屋の中に入ることにしたのだった。