ハルオレ☆ -後篇-
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酔っ払った観奈と共に彼女の部屋に入った俺。
彼女の部屋の中は電気もつけず薄暗かった。
そして鼻に残るアルコール飲料の香り、床に散らばるたくさんの開いたお酒の缶。
…うわぁ( ̄▽ ̄;)
観奈、そうとう飲んでたみたいだな。
飲んだところは実際見ていないが、だいたい部屋の中を見て状況が把握できる。
俺は靴を脱ぐと、観奈を担いだまま部屋に上がり込み、彼女の身体を支えながらもベットの方へ移動する。
そしてベットの前まで来ると、
「ほら観奈、横になって…。」
俺はそう言って彼女をベットに横にさせた。
「観奈、大丈夫?」
横になる観奈に目線を合わせるように俺は腰を落とす。
「う、うん。ごめんね。本当にごめん。」
そう言った観奈は目を閉じていたのだが、目尻から涙の筋が流れた。
観奈…(´・ω・`;)
やっぱり彼方とのことがそうとうショックだったんだよな。
てかそれしかないよな…(; ´_ゝ`)
ああ。なんか俺、観奈がかわいそうになってきたよ(´・ゝ・`)