ハルオレ☆ -後篇-


俺が西川さんの返事を待つべく彼女の顔を見ていると、







「え?なんでですか?」








と西川さんは何事もないようにケロッと言って笑った。







( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!







俺と西川さんは彼氏彼女じゃないんですから!
なんで腕なんか組んで歩かなきゃいけないんだよ( ̄▽ ̄;)







「あ、あのさ〜。俺達別に付き合ってないのに、腕組んで歩くのは…ちょっと…。」








そう言って彼女の腕を無理矢理放そうとするが、西川さんは離してくれず








「ええ?だって私達キスした仲じゃないですか〜〜。」








とニヤッとしては顔を赤く染める。







( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!







『私達キスした仲じゃないですか〜』








ああ(´∀`;)
俺にとってそれはなんてキツイ言葉なんだろうか。








そう。前に風邪で倒れた時、俺は頭がおかしくなったのか…。
なぜか西川さんとキスをしてしまったのだった。







俺と西川さんがキスしたことはまだ誰にも話してないというか、絶ッ対ッに話したくないし、むしろ知られたくもないので俺は心の奥深くに封印している。







奥にしまい込みすぎて今まですっかり忘れていたくらい俺にとっての黒歴史なのです( ̄▽ ̄;)


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