ハルオレ☆ -後篇-
「え?」
俺の質問に観奈の口が開きかけて止まる。
そうだよ(`‐ω‐´)
俺と西川さんが付き合うっていう以前に、彼方と観奈が付き合ってない方のがおかしいよ!
「だって俺と西川さん以上に一緒にいるじゃん。」
あんまり彼女と一緒にいることを認めたくはないんだけどね_| ̄|○
俺の質問に観奈は『うーん』と少し考えて、
「彼方とは…付き合わないわ。絶対。」
サラリと答えては、缶ビールをゴクリ。
「ええ!?なんでだよ?正直俺から見たら二人は付き合ってるように見えるよ。」
ああ、そうだ!
彼方と観奈を隣で見ていて…と言ってもまだ3か月くらいだけど、未だにどう見ても二人は恋人にしか見えない。
むしろ今でも本当は付き合ってたりして?と思うくらいだ。
俺が心の中でいろいろ考えていると、観奈は物難しそうな顔をして、
「…うーん。まぁ、たしかに彼方とはキスもエッチもするけれど…。やっぱり幼馴染みにしか思えない…あ、幼馴染みっていうか家族みたいな?」
か、家族みたいなって(^ω^;)
そもそも身体の関係がある家族みたいな幼馴染み…それって存在するんですか!?(゚ Д゚;)
「じゃあ、この際付き合うの通りこして結婚しちゃえばいいじゃん?」
『むしろ家族と思うのなら結婚もありでしょ♪』と俺がノリに乗ってそう提案すると、
「冗談!そんなの尚更あり得ない!」
観奈は大きく首を振って即座に拒否した。