ハルオレ☆ -後篇-


「え?」







俺の質問に観奈の口が開きかけて止まる。







そうだよ(`‐ω‐´)
俺と西川さんが付き合うっていう以前に、彼方と観奈が付き合ってない方のがおかしいよ!







「だって俺と西川さん以上に一緒にいるじゃん。」








あんまり彼女と一緒にいることを認めたくはないんだけどね_| ̄|○







俺の質問に観奈は『うーん』と少し考えて、








「彼方とは…付き合わないわ。絶対。」








サラリと答えては、缶ビールをゴクリ。








「ええ!?なんでだよ?正直俺から見たら二人は付き合ってるように見えるよ。」








ああ、そうだ!
彼方と観奈を隣で見ていて…と言ってもまだ3か月くらいだけど、未だにどう見ても二人は恋人にしか見えない。
むしろ今でも本当は付き合ってたりして?と思うくらいだ。








俺が心の中でいろいろ考えていると、観奈は物難しそうな顔をして、








「…うーん。まぁ、たしかに彼方とはキスもエッチもするけれど…。やっぱり幼馴染みにしか思えない…あ、幼馴染みっていうか家族みたいな?」







か、家族みたいなって(^ω^;)
そもそも身体の関係がある家族みたいな幼馴染み…それって存在するんですか!?(゚ Д゚;)








「じゃあ、この際付き合うの通りこして結婚しちゃえばいいじゃん?」








『むしろ家族と思うのなら結婚もありでしょ♪』と俺がノリに乗ってそう提案すると、







「冗談!そんなの尚更あり得ない!」







観奈は大きく首を振って即座に拒否した。
< 114 / 181 >

この作品をシェア

pagetop