ハルオレ☆ -後篇-
「えー?いい案だと思うけどな。」
そうだよ(゜∇゜ ;)
これは俺の推測だけど、今までのことをよ〜く考えたら、彼方と観奈がもしもお互いが好きで付き合ったり、結婚するーなんてことになれば、現在彼方の好きなヤマト兄の身の安全は確実になる。
そして、奴隷である俺も観奈という彼女の存在がいることによって、少しは相手にされる確率が減るんじゃないかと思われる。
俺がそんなことを無駄に期待しながらニヤニヤしだすと、観奈は眉をつり上げ、
「ええ!絶対無理!ちょっと、はるちゃん!気持ち悪いこと言わないでよ!」
声を張り上げ、手に持っていたビール缶をクシャッと音をたてて強く握った。
……まぁ、俺がどう思っても観奈がこんな感じなら彼方とくっつくことはなさそうだけどな(´・з・)
でもこんな動揺してムキになる観奈を見てるのは、新鮮で少し楽しいかも(pq∀・*)
「うーん…なんか何言われても説得力がないなぁ。俺、二人はお似合いだと思うけど?」
彼女をからかいたくなった俺から出たその一言に観奈は、
「もう!何言ってるのよ!はるちゃんのバカ!」
さらに声を張り上げて、怒ってる様子だった。
俺はそんな観奈がなんか面白くて可愛いなと腹を抱えて笑う。