ハルオレ☆ -後篇-


か、彼方が行方不明?(゚∇゚ ;)
それいったいどういう事なんだ??







ん?(´・ゝ・`)あれ?
そんな話、前にもどこかで聞いたような…。







( ̄▽ ̄;)あ!!








「あっ!思い出した!!確か、彼方って家出してヤマト兄の部屋で保護されてたんだよね!?」








完全に思い出した俺は叫ぶように声をあげた。







そうだそうだ!
前にヤマト兄から彼方が家出した話を聞いたんだった!








「そうそぅ!!…ってあら?はるちゃん。彼方と早瀬先生が一時期一緒に暮らしてたって事、知ってたの?」








観奈に尋ねられて俺は『うん』と強く頷いた。








「偶然ヤマト兄から聞いたんだよ。」








俺の返事に観奈は、『へぇ、そうだったんだぁ』とあご先に指を当てて納得していた。








「…で、彼方が家出して、その後どうなったの?」








会話が切れた所で、話の軸を元に戻した俺。








すると観奈が『ぁ、そうだった!』と思い出し、








「でね、彼方が行方不明になってすぐの話なんだけど。突然私の母が『もしこのまま彼方が見つからなかったらこの人と来年結婚してもらうから。』っていきなり縁談話持ちかけてきたのよ!?」








俺の耳元目掛けて『来年よ?信じられる?』と当時のご立腹を物語るように言った。







( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!






うわ〜( ̄▽ ̄;)
彼方が見つからなかったら違う人と結婚して…って
いったいどんな母親なんだよ。







…っていうか。
さっきから観奈の母親の考え方は変わってるというか…厳しいというか…。
むしろそれが観奈の家では普通なのかもしれないけど…。







やっぱり財閥の一族って俺達とは世界が違うんだろうか?
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