ハルオレ☆ -後篇-

「うん。ほんとごめん…。」







「わかればよろしい♪」







西川さんは満足感溢れた笑みを見せた。








｢あ、でもさ。そんな事より西川さん、なんでここにいるの？」







ここですっかり我に返った俺は彼女に質問した。






そう、なぜいきなり観奈の部屋に西川さんがいる理由がわからなかったからだ。








すると西川さんは満面な笑みを浮かべ、







「なんでって…。もう遠山君、何回も言わせないでくださいよ！それは遠山君のことが好きだからじゃないですかぁ？」







( ゜∀゜)・∵ﾌﾞﾊｯ!







だから毎回その理由で片付けるのやめてもらえませんか？！（゜ Д゜；）







西川さんは頬をプクッと膨らまし、








「あのですね！遠山君、いい加減そろそろ西川の行動をご理解いただけませんか？いちいち説明するのが疲れます！」








ああ…。聞いた俺が一番悪いのだが、いちいち説明される俺のが疲れてますって（；　´_ゝ｀）　







俺が心にツッコミ終えると、







「はぁー…。しかし、うかつでした。」







突然、ため息と同時に西川さんが額に手を当てて肩を落とした。








「西川、不覚にも観奈を『男体化』させて萌えてしまって、2人の行為を止めるのが出遅れてしまいました…。」







（；　´_ゝ｀)……！？








「はっ？何？だんたいか？…え？」







いきなり飛び出してきた謎の単語に俺は目が点になるしかなかった。








てかそもそもなんだよ！？その専門用語みたいな意味不明な単語は！？（ﾟ Дﾟ；）