ハルオレ☆ -後篇-


ちなみに西川さんと彼方は犬猿の仲。会えば必ずいやみを飛ばしあって口喧嘩する。








その間にいつも俺がはさまれるというパターンが基本だけど、いい加減その喧嘩にも呆れております。








「おい!遥。」








「うわっ!」








西川さんがキーキー言い始めた途端、彼方が俺の肩に手を置いてガバッと自分の方に寄せてきた。







そして、俺の耳元で








「お前、貧乳処女と何かあったろ?」








「え?」








えええええええええええ!
すでに彼方様に感づかれてる!なぜ!?どうして?
神頼みまったく通じてないじゃねぇか━━(゚ Д゚;)━━!!







「ふふっ。お前の行動。ほんとわかりやすいな。」








「な、何がでしょうか?」








「ほら。だから分かりやすいって。何?あいつと何があった?」








「……ぇ…??」








ぎゃ━━(゚ Д゚;)━━!!
だからそれは言えません!っていうか言いたくありませんってばぁ!!








「言え。今すぐ僕に言え。」








「…いや、だからそれは…」








言いたくない言いたくない言いたくない言いたくない言いたくない…








言いたくない━━(゚ Д゚;)━━!!

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