ハルオレ☆ -後篇-
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「はぁ~。まさかこんな所で会社の元後輩と再会するなんてなぁ。」
大樹さんが高原さんの後ろ姿を眺めながらしみじみと言うと、圭先生が深いため息を吐いた。
「あ~ぁ。次の管理人は男かよ。つまんね~!面白くねー!!これで観奈以上のお色気美女だったら俺の傷心も少しは癒えたのに…。ヤマト、大樹。飲み直しだ。ほら、付き合え!!」
その言葉に呆れながら、
「おい、圭まだ飲むのかよ?」
ヤマト兄がそう言うと、大樹さんがポンと大樹さんの肩を叩く。
「ヤマト、だからさ。今日くらいはもっちゃんに付き合ってやろうって。」
大樹さんの言葉に少し不満そうな表情を浮かべるが、
「……ふぅ。ったくしょうがないな。」
『今日だけだぞ!』とヤマト兄は軽く背伸びをする。
そして、ヤマトは大樹さんと共に部屋に戻る圭先生の後ろに続いた。