ハルオレ☆ -後篇-


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部屋を出た俺と西川さんはそのまま寮を出て学校に向かうのであった。








「あ、そうだ。」








寮を出てすぐ、俺はふとあることが気になって足を止めた。








「どうしました?」








俺の前にいた西川さんがクルッと振り返ると、不思議そうな顔をした。








「あ、あのさぁ。観奈…大丈夫かな?って。俺がこんなに飲んだってことは観奈もそうとう飲んでると思うし…。」








そうだ。泥酔寸前まで飲んでたし、朝とかちゃんと起きられるのかな?(´・ゝ・`)








むしろ学校行けるのか?
とりあえず、まだ朝から姿を確認してないし。








「い、いや。一応部屋まで呼びに行った方がいいかなぁ…って。」








俺が頭に手を置いてそう言うと、西川さんが首を横に振った。








「観奈ならきっと大丈夫ですよ。遠山君よりはお酒に慣れてますし。」








そ、そういう問題なのか(; ´_ゝ`)








「それにきっと腹黒王子が何だかんだ言って観奈の様子を見てるに違いありませんから。」








なんか西川さんがそう言うと、やけに説得力があるのはなぜだろうか。








でも彼方が観奈の様子を見るって言っても、昨日大喧嘩したばかりじゃん。
そんな状態で様子を見に行ったりするのかな?








「まぁ、遠山君。心配はいりませんから、私達も学校へ行きましょう。」








西川さんはそう言って、再び歩き出した。








「う、うん。」








俺は頷いた。
西川さんが『大丈夫』と言われても、結局心のどこかで観奈の事を心配しつつ。








だが、結局西川さんに促されて、しぶしぶ学校へと向かうのであった。
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