ハルオレ☆ -後篇-
part2 女神様の誕生!
それから俺達が学校に到着した。
教室に入り、クラスメイトとたわいもない話していると、やがてヤマト兄が教室に来て、
朝のホームルームが始まった。
しかし、その教室に観奈の姿はなかった。
あれ?(´・ゝ・`)
西川さんは大丈夫って言ってたのに…。
観奈、結局来てないじゃん。
それに彼方のヤツは普通に登校してきてるし。
本当に大丈夫かな?
俺の心配が徐々に高鳴る中、それは1時間目のヤマト兄の日本史の授業中だった。
「…それじゃあ、次は…。」
ヤマト兄が次のページの解説をしようとしたその時だった。
ガラッ!!
いきなり教室の黒板側の扉が開いた。
俺を含めクラス全員の視線が開いた扉に集まった。
そこにいたのは。
「ぉ、おはよう…ございます。」
教室の出入り口に身体を持たれながら、気だるそうに現れた…。
それは、もちろん。
「さ、澤原さん…。」
そう、観奈だ。
ヤマト兄は突然現れた観奈を見ながらポッカリ開けたままで、持っていたチョークを床に落とした。