ハルオレ☆ -後篇-
「…。まぁ、ギリギリ大丈夫なんじゃない?匂い。」
唇を離してすぐ彼方がそう言うと、
「…う、うん。そう。よかった。」
まだ少し戸惑った真っ赤な顔をした観奈が小さく頷いた。
そんな観奈の顔を満足そうに笑うと彼方は観奈の後頭部をぽんぽんっと軽く叩く。
「ほら。僕たちも走るよ。」
彼方はそう言うとダッと走り出した。
そんな彼方の後ろ姿を観奈はしばらく眺めていたが、やがてハッと我に返り、
「あっ!ちょっと待ってよ!」
彼方の後を追って観奈も走り出すのであった。
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こうして俺たちは学校に向かったわけだが、なんとか遅刻ギリギリで学校に到着することが出来た。
はぁ…(´・з・)
本気で朝から勘弁してほしいです。はい。
あ、ところで。
ここまで読んで『あれ?なんでいきなり観奈が北洋高校に行くことになってるの?』なんて思ってしまわれていますよね?
実はですね。
それにはとても深い事情があったんです(ヽ´ω`)
それが何かのは次の章にてご紹介しますね!(*'▽'*)
…って!なんで俺こんなナレーションみたいなこと言ってんだよ(゚Д゚;)
つうか紹介しますとか、これ本当に小説かよ!?(゚Д゚;)
うん。なんだかよくわからないけど最悪な始まりのようです(^ω^;)トホホ