ハルオレ☆ -後篇-
「…あ、あれ?」
しばらく沈黙が空気中に飛び交うが、やがて観奈が
「…えぇ!?あれ?なんで叔父様がここにいるの?」
と、驚いたように大声をあげた。
(; ´_ゝ`) …お、叔父さま?
「きゃあ!お久しぶりです。お元気でしたか?」
観奈は彼方の腕をパッと離し、藤岡先生の方に嬉しそうに駆け寄った。
観奈が藤岡先生の目の前で立ち止まると、
「…あ、ああ。元気だよ。観奈のほうこそ元気そうだね。」
「はい。おかげさまで元気ですよ。」
「そうか。それはよかった。」
観奈の笑顔に安心したのか、藤岡先生の体の力がスッと抜け落ちた。
だがその途端、藤岡先生は眉を寄せ、
「……っていうか、そんなことより…。」
彼方をキッと睨みつけた。
「おい!彼方!いいいい、今のいったいどういうことなの?ちゃんと僕に説明してくれる?」
「はぁ?何がだよ?」
発狂する藤岡先生に対して、彼方はめんどくさそうに頭をかいた。
「だって、さっき観奈が『お風呂行こう!』ってさ!ええええ!?何?いったい何なの?」
藤岡先生が彼方めがけてビシッと指差すが、その指はプルプルと震えている。
すると、そんな藤岡先生に彼方は呆れたため息をこぼし、
「なんなの…って。別に一緒に風呂に入るくらい普通だろ?」
( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!
それ普通なんですかぁ!? Σ(´Д`;)