ハルオレ☆ -後篇-
part4 西川さんの先輩
…っていうか、なんで西川さんがこんなところに!?Σ(゚д゚;)
あ、そうか。俺達の会話を盗聴していたってわけね。
…って西川さんの行動が手に取るように分かる俺もどうかしてるぜ!(゚ Д゚;)
「あと1センチずれてたら、本当に刺さってましたよぉ〜(´口`)」
西川さんは目に涙をちょちょぎらして立ち上がると、俺たちの方に駆け寄ってきた。
西川さんが俺達の前まで来ると、芭悠里さんがニコッと笑った。
「西川、まだまだ甘いわよ。盗聴をするならもっとうまくやりなさいな。」
「う〜〜〜!先輩いなかったら絶対ばれませんでしたってー!」
え? Σ(´Д`;)てかどんな会話だよ!それ!
ん?(´・ω・`;)あれ待てよ?
せ、先輩って、芭悠里さんのことだったのか?
てか西川さんと芭悠里さんって知り合い???
「え?に、西川さん。芭悠里さんと知り合いなの?」
俺は西川さんの後ろからこっそり質問してみた。
すると、西川さんは振り返り、
「あ、はい。実は芭悠里先輩は西川のバイト先の上司なんです。」
じょ、上司?(゚ Д゚;)
俺が『上司』という言葉に困惑していると、芭悠里さんが俺を覗き込んだ。