ハルオレ☆ -後篇-


俺がそんな事を思っていると…。








「みなさぁ〜ん。仲がいいのは非常にいい事ですが、早く教室行かないと本当に遅刻になっちゃいますよ〜。」








ちょっとふざけたオカマ口調のメガネをかけた教師らしき男性が俺達に近づいてきた。








「…圭。」









「ヤマト、お前もなっ!!」








そう言ってヤマト兄の肩を軽く叩いたのは、圭先生だった。








彼は望月圭太。(モチヅキケイタ)
みんなからは“圭”とか“圭先生”と呼ばれている。








圭先生はセクシー(?)な眼鏡がトレードマークの北洋高校の数学教師にして、蘭藤荘101号室の住人だ。








実はここだけの話。
圭先生は女関係に問題があるというかなんというか…ぶっちゃけると彼女が4人いるらしい。








チャラチャラしていていつも真面目じゃない。
正直とても教師らしく見えないのも彼の特徴のひとつである。








そんな圭先生だが、ヤマト兄とは同期の教師仲間で、親友というほど仲が良い。








ちなみに…。








「チッ…。あのロリコンメガネ…。早瀬先生に近づきすぎなんだよっ。」








彼方がボソッと呟き、圭先生に向かってすさまじい殺気を放っていた。








何故か彼方は異常なほどに、圭先生の事を毛嫌いしている。








そして、彼方は圭先生のことを『ロリコンメガネ』と呼んでいるのだが、未だになんで『ロリコンメガネ』なのかよくわからない(´・ゝ・`)



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