ハルオレ☆ -後篇-
俺が半信半疑でドキドキしていると、俺の前の席から『ふふっ』と小さな笑い声が聞こえてきた。
ん?(^ω^;)
彼方のヤツ、笑って…る?
なぜか笑っている彼方に俺が不思議に思った、その時。
「はい。先生。これでよろしいですか?」
観奈が黒板に書き終えたのか、チョークを置いた。
「え…え、え~~~っと…。」
圭先生が観奈の書いた解答を見る。しかも、一度ではなく二度、三度と見直していた。
そして、やがて小さな声で、
「…せ、正解…です。」
と肩を落としながら口開いた。
その途端、『うわぁ』っと歓声の如く教室が騒ぎ出す。
ええええ(゚ Д゚;)
観奈、すげえええ(゚ Д゚;)
何?観奈って実はそんなに頭良かったの?
すごく意外でびっくりなんだけど!!!
俺の口が開いて塞がらない中。
「あははは。」
( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!
彼方様、みんなの騒ぎ声に混じって爆笑してらっしゃる!
「…え~~~い!みんな、静粛に~~~!」
しばらく騒ぎが続いていたが、やがて圭先生が教壇に立ち、大声をあげた。
すると、教室がスッと静まり返る。