ハルオレ☆ -後篇-
圭先生は、『おほん』と咳払いをして、
「え、えっと。か、解説始めますよー。」
今まで見たことないようなぎこちない声で不自然な笑顔を俺達に見せた。
きっと圭先生も観奈のまさかの難問解答に驚きを隠せないみたいだ。
「あ、澤原さん、ありがとう。君は席に戻っていいよ。」
「はい。」
圭先生に指示されて、観奈は自分の席に戻っていった。
うーん。そうだよな。
あの観奈が実はこんな難しい問題が解けますって…想像も絶する事態だもんな。
俺だって正直驚いてるっていうか、きっと圭先生とだいたい気持ちは一緒なんだろうけど。
ん?あれ?(^ω^;)
で、でも待てよ( ̄▽ ̄;)
そういえば、観奈ってこの2年くらいはずっと寮の管理人やってたんじゃなかったっけ?
なんで大学レベルの問題がスラッと解けるんだよ!?
もしかして実は隠れて勉強していた?
あの観奈が?……って!
観奈がそんなキャラなわけないだろ!おい!(゚ Д゚;)
…うーん。あ、改めて思うけどいったい観奈って何者なんだろう…?( ̄▽ ̄;)