ハルオレ☆ -後篇-
「はぁ〜。なんか思い出したら鳥肌立っちゃったよ。遥、女を本気で怒らせるものじゃないよ。」
『恐い恐い』と彼方がブルブルと震えていた。
「え、ああ。はい。」
と答えた所で、俺はあなたみたいに女の子を怒らせるようなことはしないつもりでいますが。
「でも……。やっぱり……べきではなかったかな。」
ボソッとこぼす様な彼方の言葉。
俺はよく聞こえなかったが、それはとても重い言葉だと感じた。
「え?何?」
「ううん。べっつに〜。」
彼方はそうはぐらかし、俺に背を向けた。
なんだよ………まぁ、いいけど(´・ゝ・`)
彼方の言葉が少し気になった俺だが、気にせずに次の授業の準備に取り掛かることにした。