ハルオレ☆ -後篇-
そして、いつかどこかでこんなことあったなと思いながら、俺達は彼方の目の前に綺麗に並び正座させられた。
「…で、お前ら。覚悟はできてるんだろうな?」
そうとうご立腹の彼方様。
まぁ…悪いのは俺たちなんだけどね( ̄▽ ̄;)
……って俺は何もしてないじゃん(゚ Д゚;)
「ちょっと!なんで私まで座らなくちゃいけないんですかぁ!!」
さすがに彼方には強気の西川さんは恐れ多くも立ち上がった。
「はぁ!?そんなのお前らが僕と観奈の後をつけて盗み聞きなんてアホなことするからだろが!」
『チッ』と舌打ちをすると同時に彼方は思い切り地面をドンと片足で踏みつける。
そんな彼方様に俺達3人はビクリと身体を震わした。
「……それに。遥と晃月に関しては前科があるからね。…あははは!今日は絶対許さないよ。」
ああ。そうだった。前に食堂で観奈と宇宙が彼方の悪口という名のガールズトークをしていた時。
彼方にその場を目撃されて今回のように怒鳴られたっけ。
…って待てよ!おい!俺はあの時も何もしてないぞ!なんで前科があるんだよ!(゚ Д゚;)