ハルオレ☆ -後篇-
「まぁ、それは置いておいて!カニャリン。ミナリンにあんなひどいこと言わなくてもいいんじゃないの?」
「は?」
宇宙の言葉に彼方の表情が歪んだ。
「そうです!観奈、かわいそうです!」
宇宙に続くように西川さんも発言した。
「ミナリン。せっかく高校に通えるようになったのに…。幼馴染みなんだからもっと彼女の力になってあげなさいよ!」
宇宙が訴えるようにそう言うと、彼方が『はぁ…。』とため息。
「あのねぇ。なんで関係ない人たちにいちいち言われなきゃいけないの?これは僕と観奈の問題でしょ?」
「ま、まぁそれはそうかもしれないけど…。」
「そう思うんなら黙っててほしいな。目障りだから。」
彼方は俺達にニコッと笑った。
すると西川さんが勢いつけて彼方に近づいていき、
「ななな。なんですってーー!!あああ、あなたどこまで中身が腐ってるんですか!!」
「自ら『私腐った女子です』って名乗ってるお前にそんなこと言われたくないね。」
「ぬぁあぁ!!あ、あなたと私の腐る意味は全然違います!!」
その辺…ぶっちゃけどうでもいいですよね( ̄▽ ̄;)
でも、いくらなんでも彼方…観奈に対しても俺達に対しても今日は一段と扱いがひどくないか?(´・ゝ・`)