ハルオレ☆ -後篇-


「ねぇ、彼方。俺もこんなこと言いたくないけど、さっきのは少しひどかったんじゃない?」








「あはは。遥。僕に口答えする気?たった今目障りって言ったの聞こえなかったのかな?」








笑顔のはずの彼方だが、なぜか俺をチクチクと突き刺してくる感じがする。








「いや、だから…そういうつもりじゃなくて…。」








俺がそう言い掛けたその時。








「ほぉら!私やカリスマモデルだけじゃなくて、遠山君だって同じ意見じゃないですか!」








西川さんが自信満々と言わんばかりに彼方に言葉の圧力を掛ける。








「…ってちょっとお待ち。あんたとアタシを同じにしないでくださる?」








西川さんにどうでもいいことで意義を唱え始めたのは、宇宙。








「え?同じじゃないんですか?」








「言ってることは同じだけど、あんたと同類にはしないで!って話よ。」








「ええええ!!な、なんでですか!?」








その後、西川さんと宇宙はそのどうでもいいことについて討論を始めやがった。








そして、ついにそれを聞いていた彼方様が爆発する。
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