平凡少女の非日常。Ⅰ【出会い編】
涼「食堂、行こっか。」
あたしはうん、と返事をして席を立ち、廊下に出た。
「食堂」とかかれたプレートがある教室(?)
ガヤガヤガヤガヤ
注文しに行く。
真『慧サ~ン。あたしBコースねー。』
涼「あっあたしは、Aコース!」
「はいよ」
カウンターにいるお兄サンに注文した。
この人とは結構仲が良い。
普通食堂だと、食堂のおばさんが定番なのだが、ここはちと違う。
「おまちどおさまっ」
ニコッと笑って言う姿は生徒達には、大人気。
今までで失神した人は数知れず。もうあれだね、悩殺モンだね。
バタバタっ
・・・・あははは・・・・また、倒れた。
それを運ぶのは黒服の皆さん。
なんか失神する人が増えてきたから運ぶ人がいないからだって。
まぁいわゆる邪魔、になる。だから黒服の人達がいる。
涼「ありがとう!慧さん。」
慧「残さず食べてなっ!!」
真『はぁい。いつも言わんでも分かってるよ~。』
慧「ははっ まぁそうだな!」
満面の笑みで言う。
真『・・・慧さん。その笑顔の恐ろしさを知りなさい。』
とあたしは注意をしてみる。
慧「えっ?何が?」
・・・・・ふふふふ・・・分かってますよ。今に始まった事じゃないですもんね・・・。だけど・・・・・・・鈍感過ぎやしませんか?
涼「慧さんあいかわらずだね~。」
真『ね~!ホントもうちょっと自覚してほしい。』
慧「二人してなんだよ~。自覚?それ何の?」
首を傾げる仲倉 慧 (ナカクラ ケイ)、23歳。
それにむかえうつは~ミーハーの女子~。おや?皆して赤面ですか?