平凡少女の非日常。Ⅰ【出会い編】
キャーキャーキャーキャー
涼「・・・なぁ真冬さんや。」
真『ん?なんだいばぁさんや?』
涼「こちらにお顔の良い若者が来てますぞ。」
真『おや?ばぁさんや儂より若いモンがええんか?』
涼「じいさんヤキモチかい?あたしゃじいさん一筋だがえ。」
真『儂もじゃばあさん。』
涼「・・・・・そんな事より真冬・・ホントにこっちに来てるわよ。」
真『んなの、気のせいだって。ほら、食べよ。』
涼「いや、真冬。あんたをガン見して来てますけど。」
んなアホな事ありゃしませんて。
涼が後ろを見ろとうるさいので仕方なく、後ろに首をぐるんと回した。
「やぁ、昨日ぶり。」
・・・・・・・・・・あははは・・・・・どっかで会ったっけ?
・・・いや、この人は昨日ぶりと言ったんだ昨日会っているに違いない。
でもどこで?・・・・う~~ん。思い出せん。
ああ!
片手をグーにもう片方の手をパーにしてぽんっとする。なるほど!の時に使うあのポーズ。