お嬢様はヒーロー?!
な、ななんで知ってんの?私って、そんなに有名だったのか?もしかして、ファンクラブまであったりする?
それとも…メガネ…
お前、……私に…
ホの字なのか?
そうか、…そうだったのか……
でも……
「先輩、ごめんなさい」
私は深々と頭を下げた。
「はあ?!」
先輩は納得いかないって顔してる。
まだ懲りないか…
そんなに…私のこと…
でも……
「私、好きな人いるんで!!それに、先輩の事よく知らないし…メガネって事しか…だから、…
ごめんなさい!!」
これでどおだ!!
「何、言ってんだ。テメェ、ふざけてんのか?頭おかしいんじゃねぇか?本当に猿なんじゃねぇの?」
メガネは、バカにしたような笑みを込めて聞く。
コイツ、見た目優等生なのに、言葉使い悪いな、おい。