お嬢様はヒーロー?!
私は必死だった。だって、雷は私の大事な存在だもん。喧嘩したって、あいつは私の家族みてぇなもんだ。
雷が何か悪いめにあったりしたらって思うとめちゃくちゃ心配だ…
なんで…なんで…危ない連中とつるむようになったんだよ…
「………雷……」
私はさっきの大声の何百分の一の大きさで呟いた
雷が心配で仕方ない。
昔から私が雷を守ってきたから。
お願い…雷…
危ない事しないで…
私に心配掛けないでよ…
お願い…
…雷、…
居かないで
やだ…よ…
お願い…
あんたまでどっか居かないでよ…
居なくならないで
消えないで
ちゃんと…傍に居てよ…