お嬢様はヒーロー?!


ワシャ―


「心配すんな。雷は強ぇ。お前が思ってるより遥かにな」

メガネは、私の頭に手を優しく置き、力強くかいた。髪が乱れるくらい強く…

その力強さになぜかホッとした。

あの人の面影がそいつと重なって見えた

メガネの今までにないくらいの優しく笑みに安心できた。

コイツが言うと、本当にそう思えてしまう

どおしてだろう?
名前も知らない、今日初めて会ったばかりの男に安心するのか?
心を落ち着かせてしまうのか?



どおして、私はコイツなんかに、こんなに弱い自分を見せてしまうのか?
許してしまのか?


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