お嬢様はヒーロー?!


「新藤 誠」

いつの間にか、目の前まで来ていた

私に話し掛けてきたのは
先頭を歩いていた
東海林 大翔


「なんか用?私の名前なんで知ってんの?」

私は、突然の事で動揺したが、まけじと返した

それにしても、コイツなんて迫力…

「また言わせる?」

金髪、東海林大翔は、余裕たっぷりに見下したように笑った

はあ?!何、またって?!
私あんたと初めて喋ったんですけど!!

「誠、放課後ここにこい」
東海林大翔は、二つに折り畳んだ紙切れを渡してきた

「はあ?!いかねぇよ!!
行くわけねぇし!!」

「絶対来い、命令」

出たよ、俺様発言。

東海林大翔はそれだけ言うと、後の二人を引き連れて去ってしまった

正確に言えば、タラシを引きずって


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