お嬢様はヒーロー?!
「何突っ立ってんだ
おいてくぞ」
そのまま金髪は生徒会と書かれたプレートの掛けてある扉を開けた
教室って言うより、豪邸みたいな生徒会室の扉を
「ちょっと!何勝手に入ってんのさ!
不法侵入じゃねぇか!」
バタンっ
私の必死の訴えも虚しく、金髪はそのまま中へ入っていってしまった
無視ですか?
犯罪じゃないですか?
私はそびえ立つデカイ扉の前に一人取り残されてしまった
ポツン……―
あいつ何考えてんだ?
やってることめちゃくちゃだ
ここで何すんだよ
駄目だ
いくら考えても金髪の考えがわかんねぇ
振り回されるばかりであいつの考えが読めない
「もう知らねぇ!
不法侵入が何だ!」
バンッ
私は勢いよく扉を開けた
「勝手に連れて来といておいてくな!!
金髪バカ野郎ー!!」