続・俺様 海様 イケメン様
あたしと海は花のシャワーをうけながら階段を降りようとしたのは……
「きゃあ!?」
あたしだけだったらしい。
急なことで頭がいっぱいだけど、一つ分かるのは海にお姫様抱っこされてるってことだけ。
周りのみんなは「ヒューヒュー!」とはやし立てる。
「ちょ、海、離してよ!」
「やだ。」
「やだってね〜…何様のつもり!?」
「俺様海様イケメン様、だけど?」
く、くっそう!
そんな爽やかな顔で“当たり前”みたいな言い方しないでよっ!
「みんな、よく聞いとけよ?」
海のその一言で静かになる。
「俺は―――…」