続・俺様 海様 イケメン様
料理も全部テーブルの上に並び、
あたし達が座っても、
海と山口くんはテレビの前から動かない。
「なんか、子供じゃない?」
雅ちゃんが言った一言に、
雅ちゃんを含めた4人は大爆笑。
だって、
あの海が子供って…!
笑いすぎてお腹が痛いくなったあたしは、
これ以上笑わないように海と山口くんに声をかける。
「海、山口くん、ご飯の用意出来たよ!」
「「おー」」
CMにはいったのか、
テレビの電源を切って2人は席に着く。
まだ18歳なあたし達に、
あたしのお父さんからはお酒の差し入れ。
あたしと麗奈ちゃん以外は、
グラスにお酒を注ぐ。
あたしと麗奈ちゃんはオレンジジュース。
「じゃあ、海の一人暮らしと、コッチに帰ってきた祝い?でかんぱーい!」
音頭をとるのは
やっぱり山口くん。
なんかおかしかったけど、
「「「「「かんばーい!」」」」」
みんなでどんちゃん騒ぎ。
数時間すれば、
雅ちゃんとアヤちんと山口くんは酔っ払い始めた。