続・俺様 海様 イケメン様
なぜか、その表情を見ていると胸が苦しくなった。
よくわかんないけど、
何がなんだか分かんないけど、
心臓を押し潰されてるような初めての感覚。
「なんで、あっちゃんなのかなぁ……なんで、純粋に好きになれないかなぁ……」
あたしは、
独り言のように言った。
今まで、別れそうになった時だっていくらでもあった。
浮気してんじゃないかって不安になった時もあった。
でも、会えないからこそ
海への気持ちが分かった。
その時、
「あの、萌亜さん……」
リビングに戻って来た真奈ちゃんがあたしを呼ぶ。
あたしは真奈ちゃんと一緒に、あっちゃんの自室に向かった。