続・俺様 海様 イケメン様
「え、ちょ、寝る!?」
今、家に呼ぶって言ったばっかじゃん!
海のほっぺをツンツン突っついてみる。
「ん……」
起きる気配なし!
きっと疲れてるんだよね?
大阪から東京まで来たんだもんね……。
それに、ここまであたし乗せて自転車をこいだわけだし……。
あたしは着ていた上着を海にかける。
「おやすみ、海」
海の寝顔見るなんて久しぶり……。
この時だけは、
可愛い顔してるよなー。
思わず顔がニヤケながらも、
立ち上がって部屋中を探検し始めた。