姫様 萌亜様 プリティ様
「アヤちん、もしかして麗奈ちゃんと雅ちゃんも?」
アヤちんは、
引きつった顔で笑っていた。
「あは、あはは……」
海は不機嫌MAXで
アヤちんを睨んでいる。
うわぁ、なにこの状況!
どうしようかと迷っていると、
「アヤちん!」
「み、雅!麗奈!」
ドタバタと
雅ちゃんと麗奈ちゃんが走ってくる。
「萌亜、新倉ごめん!」
あたしと海の前に来るなり
雅ちゃんが頭を下げて謝る。
それに続けて雅ちゃんと麗奈ちゃんが頭を下げる。
「「ごめん!」」
そんな3人を見て、
海はため息をつくとあたしの手をとって歩き始めた。
「あ、また後で連絡するね!」
笑顔で3人に手を振って
海を見る。
「邪魔者なしでデートできねぇのかよ…」
呆れたように笑う海に
あたしは笑顔になった。
「また今度デートしようね!」
邪魔者なしでデート出来るのは、
まだまだ先のお話し♪
―END―