私だけの年下彼氏
「なかなか戻って来ないと思ったら…。迷子になってたの?」




「…すいません」




大学生にもなって迷子なんて…恥ずかしい




「でも、無事見つけられたしよかった。じゃあ、戻ろっか」




私は静かに先輩のあとをできるだけ道を覚えられるよう頑張りながら着いていく




そしてふと疑問に思ったことを口にする




「あの、なんでいつも私を見つけられるんですか?」




「え?」




「あっ、いや。今日の約束をした時とか。どうして私のいる場所分かるんですか?」




もしかして、ものすごく勘の鋭い人なのかな?
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