私だけの年下彼氏
「急にごめんね」




「あ、いえ…」




「あのさ…これ…」




そう言って先輩が差し出した手に乗っていたのは…




この前無くしたと思っていたハートのイヤリングだった




「あっ…これ!無くしたと思ってたのに…どうして……」




「俺の車の座席に落ちてた。多分、ボーリングに行った時に落としたんだと思う」




やっぱりあの日に無くしたんだ




「あの日、これしてたよね?」




そっか…私のって分からなきゃ今届けに来てないよね




少なくともあの日、恵美も乗ってたんだし
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