私だけの年下彼氏
電車から降りて大学までの道を歩く




この坂が地味にきついんだよね




高校みたいに体育がないとやっぱり体も衰えるらしい




「おっはよー香織!」




「おはよ、恵美」




「どした?何か元気ないね」




さすが親友




そんなに態度に出したつもりないのに気づかれた




「隆生君のこと?」




「うん…どうしよう恵美」




あ、思い出すとまた涙が




「ちょい!泣くな泣くな!とりあえず中入って話そ!!」




「うん…ごめん」
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